出前館とウーバーイーツ稼げるのはどっち?バイトとの違い・月収はいくら?【これ見ればOK】

Uber Eatsと出前館稼げるのはどっち?バイトとの違いは?月収も解説

最近、出前館配達員の人を見る機会が増えました。

業務委託で「ウーバーイーツ配達員」的な働き方をする出前館配達員が増えています。

そこで気になるのが

「出前館とウーバーイーツ配達員、どっちが稼げるの?」

ということ。

今回はどちらも配達している筆者が、出前館とウーバーイーツ配達員の稼ぎやすさの違いについて、

解説していきます。

Uber Eats配達員と出前館配達員の月収はどのくらい狙える?

「いろいろなサイトで解説してるけど、結局今からフルで仕事したら、月収にするとどのくらいいけるの?」

という点。

これから配達員の仕事を初めてする人という前提で、

1週間5日~7日仕事するつもりで、かつ1日8時間~10時間程度仕事するという条件で、

それぞれどのくらいの月収を狙えるか、イメージが湧くように解説します。

①Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員を専業でやる場合

だいぶ頑張ってやる場合のイメージです。だいぶ頑張ってて、実際にこれでやると、めっちゃきついです。

【前提条件】

エリア:東京23区

1時間あたり2.7件配達

平均配達距離2.2km

稼働日:月曜・火曜・水曜・金曜・土曜・日曜(週6日間、1ヶ月で26日間稼働。

昼11時30分から夜9時まで稼働(1日合計稼働時間:8時間30分)(夕方に1時間休憩する。)

1日配達件数:22.9件

【Uber Eats配達員1ヶ月で受け取る報酬の計算(イメージ)】

計算結果の結論:280,449円+52960円+42120円+7800円=月収383,329円

■1回配達の基本報酬=470円、1時間あたり=1269円。1日あたり10786円。1ヶ月で280,449円。

■達成クエスト・・(添付画像の65回と60件のクエストそれぞれ達成)×4回

→クエスト7050円と6190円で、合わせて13240円。これをそれぞれ月4回達成するとして、1ヶ月でクエストで52960円を獲得。

■ピーク料金・・+150円のピーク料金が1日4時間発生したとする。

→(150円×2.7件×4時間=1日のピーク料金合計:1620円、1ヶ月で42,120円をピーク料金で獲得。

■チップ・・1日合計:300円獲得。26日間なので、1ヶ月7,800円のチップ獲得。

(※上記の計算は現実的ですが、イメージです。個人の技術やタイミングでもっと稼げる人もたくさんいます)

■クエストの計算に使用した実際の画像

■ピーク料金のイメージ画像

ピーク料金-ubereats

②出前館配達員専業でやる場合

出前館のロゴ

【前提条件】

エリア:東京23区

1時間あたり3.3件配達(①同時に案件を受注できる・②配達距離がUber Eatsより短い・③エリアが決まっているのでスピードが早くなる。)

平均配達距離1.5km

稼働日:月曜・火曜・水曜・金曜・土曜・日曜(週6日間、1ヶ月で26日間稼働。

昼11時30分から夜9時まで稼働(1日合計稼働時間:8時間30分)(夕方に1時間休憩する。)

1日配達件数:28件

【出前館配達員1ヶ月で受け取る報酬の計算(イメージ)】

■1回配達の基本報酬=715円、1時間あたり=2359円。1日あたり20051円。1ヶ月で521,326円。

(※上記の計算は現実的ですが、イメージです。個人の技術やタイミングでもっと稼げる人もたくさんいます)

■出前館キャンペーン適用時の報酬(平日1.2倍・休日1.4倍(全ての配達が))

■1回配達の基本報酬=平日858円、休日1001円。

平日1日あたり、24066円。休日1日あたり、28078円。

409,122円(平日17日)+252,702円= 出前館の月収661,824円(現在のキャンペーン中)

 

通常報酬でも、出前館の方が現在稼ぎやすいですが、現在のキャンペーン中の出前館は鬼に金棒。稼ぎやすすぎる。

という状態です。

 

出前館とウーバーイーツ(Uber Eats)どっちが稼げる?時給換算目安の比較

まずは結論から、ざっくりの時給換算イメージを知りたい方は、下記の通りです。

出前館とウーバーイーツの時給換算イメージ

【週1~2回程度、配達する人の時給イメージ】

■出前館:時給換算:1800円程度

■ウーバーイーツ:時給換算:1400円程度

 

【週5日間、毎日のように配達する人の時給イメージ】

■出前館:時給換算:2500円程度

■ウーバーイーツ:時給換算:2100円程度

(※上記はイメージで、実際は人やエリア・技術力・時間帯によって異なります。)

出前館の方がやはり稼げるのは、出前館が現在人の募集に力をかなり入れている、というのが大きいでしょうね。

なぜ上記のような数字になるかは、この後解説しますね。

出前館の配達員が稼げるのはなぜ?給料の仕組み

出前館の配達報酬の事例・稼げる仕組み
出前館配達員の給料の仕組み

【東京、神奈川、千葉、埼玉に属する拠点の1件の配達報酬】

715円(税込)

【上記以外のエリアの拠点の1件の配達報酬】

660円(税込)

出前館配達員は上記の報酬で、完全に固定報酬になっています。

そしてこの固定報酬は見て分かるように非常に高いです。

また、出前館は時期によりますが、現在はほとんど、

・平日は上記の報酬が1.2倍。

・休日は上記の報酬が1.4倍。

になるキャンペーンをやっています。キャンペーンが適用されると、例えば関東では、

出前館配達員のキャンペーン適用時の給料

平日1件配達で・・・858円(税込)

休日1件配達で・・・1001円(税込)

という報酬単価になります。

1時間に2件配達を完了すれば、休日は時給換算2002円(税込)。

1時間に3件配達を完了すれば、時給換算3003円(税込)になります。

そして、慣れてくれば1時間に3件程度の配達は全然可能です。

そのため、出前館は現在かなりの高時給率になるのです。

ウーバーイーツ(Uber Eats)配達員はどう稼げるのか。

一方でウーバーイーツ配達員は「固定報酬+インセンティブ」になっています。

固定報酬は以下4つからできています。

ウーバーイーツ配達員の報酬の仕組み

・受け取り料金(東京は265円)

・受け渡し料金(東京は120円)

・距離料金(東京は1kmで60円)

・サービス手数料(東京は上記から10%上記から引かれる)

上記の例は東京ですが、他の地域の方も報酬の仕組みはそれほど変わらないので、イメージを持つために読み進めてみてください。

上記でいくと、配達の距離によって微妙に報酬が変わりますが、1kmで60円なので、そんなに変わらないですよね。

(※距離料金は「お店から注文者のお届け場所までの距離」なので、「お店に料理を取りに行く時の距離」はお金がもらえません!結構大事な点です。)

さて、実際に多いのは2km~3km程度の配達です。注文者の場所まで2.5kmだった時のウーバーイーツ配達員の報酬を計算してみると・・・

東京のウーバーイーツ配達員の1件の配達報酬(注文者まで2.5km)

265円(受け取り報酬)+125円(受け渡し報酬)+150円(距離報酬)ー10%=486円

1件あたりの配達報酬が486円程度になります。

キャンペーン中の出前館と比較するとだいぶ安く感じますね。それでもウーバーイーツをやる人がいるのはどうしてなのでしょう?

ウーバーイーツ配達員には独自のインセンティブ制度があるから稼げる

ウーバーイーツのインセンティブ制度の仕組み

ウーバーイーツの東京エリアで2.5km配達した時の報酬は486円でした。

ここだけ比べると出前館に負けますが、ウーバーイーツにはインセンティブがあります。

ウーバーイーツの独自のインセンティブ制度

・クエスト・・「4日間で60回配達で+10000円ボーナス」などの仕組み

・ピーク料金・・「お昼時の特定のエリアで1件配達するごとに+150円」などの仕組み

・ブースト・・「お昼時の特定のエリアで1件配達報酬が1.2倍」などの仕組み。ピーク料金と重なることは少ない。

・チップ・・「お客さんが注文料金の10%を追加で支払う」などの仕組み。もらえると嬉しい。

この中でピーク料金とクエストが同時に発生することはよくあります。

実際にこれらを加えた上での、ウーバーイーツの配達員の収入を紹介します。

①クエストの「4日間で60回配達で10000円ボーナス」を達成。

②ピーク料金の「+150円ボーナス」の配達が60回配達の中で16回できた。

③60回の配達中、何回かチップをもらい合計500円もらった。

①〜③のボーナスを全部受け取るとします。(かなり現実的です。)

さらに、配達東京で、距離は全部2kmで、1時間に2.5件配達したとします。(かなり現実的です。)

・1件配達の基本料金が459円です。(手数料は引いてます。)

・クエストで「+10000円」です。

・ピーク料金で「+2400円」です。

・チップで「合計500円」もらいました。

これで計算してみます。

ウーバーイーツ配達員のインセンティブを加えた実際の収入イメージ

60件配達で稼いだ基本料金・・・459円×60=27540円

インセンティブボーナスを加えて、60回配達で稼いだ合計金額・・・27540円+10000円+2400+500=40440円

1時間に2.5件配達するので、60件配達にかかる時間・・・24時間

1時間あたりの時給換算・・・1685円

時給換算1685円になりました。

これで慣れてくると、

・チップの金額をあげることができる(配達スピードの上昇&メッセージコミュニケーションが上手くなる)

・1時間あたり配達件数を2.5件→3~4件に伸ばせる

ので、週5日毎日配達する人はさらに報酬を伸ばせます。

結論、出前館の方が現状稼ぎやすいですが、ウーバーイーツも結構稼げますよね。

続いて、それぞれの特徴と、稼ぎやすさや雰囲気についてみていきましょう。

ウーバーイーツ(Uber Eats)配達員の稼げるポイントやメリット

ウーバーイーツ配達員の稼げるポイントやメリット

①ウーバーイーツの方がインセンティブが色々あって、ゲーム感覚で楽しい

ウーバーイーツの方がアプリが充実していて、配達していて楽しいです。

「ピコンピコン♪」という音もいい感じですし、

先ほど紹介したようなインセンティブ制度がたくさんあるので、アプリを開いている時の高揚感はウーバーイーツの方があります。

ただ慣れてくると稼ぎに注目しやすいので、慣れてきたらあまり気にならないかもしれません。

②あまり複雑に考えなくていい。呼ばれたらすぐ行くだけ

ウーバーイーツ配達員はアプリが充実しているので、あまり考えずに呼ばれた場所に向かうだけでいいので楽です。

この後解説しますが、出前館配達員は最大4件まで同時に配達案件を受注できるので、

自分で効率を考えるのが好きな人にはいいですが、考えながらの配達になるので少し疲れます。

楽に配達したい人にはウーバーイーツが難易度が低く、おすすめです。

③エリアが決まっていないので、どんどん冒険感覚で新しい場所に行ける

ウーバーイーツは特に自分の「持ち場」が決まっていません。

例えば六本木で配達を始めても、届けているうちに、どんどん場所がずれていき、しまいには品川の方まで行くこともよくあります。

ポジティブにみると、いろんな場所に行けるので、配達していてワクワク楽しめます。

実際、ウーバーイーツ配達員をやりながらそのお金で日本一周旅行をしている人もいるくらいです。

楽しくできていいですね。

出前館配達員の稼げるポイントやメリット

①同時に4件まで持って配達することができるので、慣れると稼ぎやすい。

出前館は同時に4件まで受注して、同時に配達できます。

同じ家の方向だったり、受け取るお店の場所が近ければ同時に受け取ったりなど、自分の配達効率をいかにあげるかを考えながら配達することができます。

そのため、ウーバーイーツ以上に配達員の腕前次第で収益が大きく変わると言えますね。

②エリアが決まっているので、お店までの距離、注文者までの配達距離が近い。

出前館配達員は「拠点」が決まっています。拠点は自分で最初に選べます。

例えば上野・御徒町周辺の拠点になった場合、それ以外のエリアに飛ばされることはありません。

ウーバーイーツだと、品川周辺の人が恵比寿のハンバーガー屋さんの注文をしたりすると、4km近い距離を届けることになったりしますが、出前館ではお店の近くの人にお店の料理を届けます。

1kmから1.5km程度が多いです。

それでいて1件の配達報酬が715円(税込)なので。。すごくいいです。

③エリアが決まっているので、よく呼ばれるお店の場所を覚えやすく、稼ぎやすい。

出前館は配達するエリアが決まっているので、よく呼ばれるお店の場所を覚えることができます。

配達効率を上げる上で、「なるべく地図を見る時間を減らす」ことが非常に重要です。

毎日のように同じエリアで配達しているとどんどん効率がよくなるので、

どんどん稼げるようになっていきます。

④配達したいエリアは追加できるので、場所に縛られることもない。

さらに、配達する「拠点」ですが、お願いすると拠点を増やすことが可能です。

2拠点生活のような方であれば、どちらの場所も登録することで、

両方で配達することができるようになります。

Uber Eats配達員と出前館配達員のエリアの違いは?

■出前館の現在の仕事ができるエリア

出前館の配達できるエリア・地域
  • 宮城県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 千葉県
  • 埼玉県
  • 愛知県
  • 大阪府
  • 京都府
  • 兵庫県
  • 広島県
  • 福岡県
  • 鹿児島県

 

■Uber Eats配達員の現在仕事ができるエリア

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達できるエリア・地域
  • 北海道
  • 宮城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 埼玉県
  • 千葉県
  • 東京都
  • 神奈川県
  • 新潟県
  • 富山県
  • 石川県
  • 長野県
  • 岐阜県
  • 静岡県
  • 愛知県
  • 三重県
  • 京都府
  • 大阪府
  • 兵庫県
  • 奈良県
  • 和歌山県
  • 岡山県
  • 広島県
  • 香川県
  • 愛媛県
  • 高知県
  • 福岡県
  • 熊本県
  • 大分県
  • 宮崎県
  • 鹿児島県

Uber Eats配達員と出前館配達員の営業時間の違いは?

仕事ができる時間も大事ですよね。なるべく多くの時間で仕事ができた方が当然、稼ぎやすくなります。

■出前館配達員の仕事ができる時間

出前館配達員の仕事ができる時間

朝10時~夜22時まで(注文できる時間の最後は21時)

■Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕事ができる時間

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員の仕事ができる時間

基本的には朝9時から12時

東京都・大阪府・京都府・神戸・名古屋・福島は朝8時~深夜1時まで

ただし、その時間全て仕事はできません。配達時間が12時間になると、その後6時間強制的に、オフラインになり、仕事をすることができません。

出前館も、12時間はフルで働くことが可能ですが、ウーバーイーツに比べると営業時間が短いですね。

比較するとUber Eats(ウーバーイーツ)の方が柔軟に時間を選んで仕事がしやすいですね。

Uber Eats配達員と出前館配達員の給料日の違いは?どっちが早い?

それぞれ、報酬の支払日が異なります。

報酬の支払い日は現状、Uber Eats(ウーバーイーツ)に軍配が上がりますね。

■Uber Eats配達員の報酬の支払い日

Uber Eatsの報酬は毎週支払われます。

・日曜日締め・火曜日支払いです。(月曜日が祝日の場合、支払いは水曜日になります。)

■出前館配達員の報酬の支払日

出前館配達員の報酬は月2回です。つまり、Uber Eatsよりも支払いまで2倍かかるが現状です。

毎月15日締20日支払、毎月末日締翌5日支払の計2回(※20日、5日が休日祝日の場合は、支払日が翌営業日)

とはいえ、普通のバイトに比べたらだいぶ支払いがどちらも早いですね。

Uber Eatsと違って出前館は1ヶ月2回ですが、それでも普通のバイトより全然早いです。

通常のバイトだと、今月仕事した報酬が翌月払いとかですからね。

どっちも稼ぎやすくて嬉しいです。

 

まとめ

出前館とウーバーイーツ配達員のどっちが稼げるかについて解説していきました。

現状、個人的には出前館に軍配が上がりそうですが、もちろん人やエリアによって異なるでしょう。

今後の様子を見守っていきましょう。