Uber Eats(ウーバーイーツ)は、飲食店のさまざまな料理を自宅で楽しめる新しい宅配サービスとして現在注目を集めています。
2020年の4月から、新たに宮城県仙台エリアもサービスの対象となり、今後さらにエリアの拡大にも期待されています。
こちらでは、現役配達パートナーとして働く私が、客観的にUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの仙台エリアでの稼ぎ方を、仕事の形態や報酬などのさまざまな仕組みから、稼ぎ方のポイントなどを解説していきます。
※上記以外からの登録だと、Uber Eats配達パートナーを始めまでに時間がかかる可能性があります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは、レストランなどの飲食店の料理を、ネットやアプリなどを通じて手軽に宅配注文を行える海外発祥の「料理宅配サービス」です。
日本では、2016年にサービスが開始し、その後のサービスのエリア拡大に伴い、ユーザー数、料理を配達する配達パートナー共に増加傾向があることから、今後さらに一般的なデリバリーサービスとして定着することも予想されています。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの仕組み
Uber Eats配達パートナーを仕事として選ぶ際は、まずはUber Eats(ウーバーイーツ)そのものの仕組みを理解することが大事です。
以下では、Uber Eats(ウーバーイーツ)の特徴や報酬の仕組みについてまとめてみました。
形態の特徴
Uber Eats(ウーバーイーツ)を含む宅配サービスでは、大きく分けて2パターンの仕事の形態があると言えます。
1つは時給や日給などで契約をする「雇用契約の関係」、2つ目は企業と個人と結ぶ「個人事業主の関係」で、Uber Eats(ウーバーイーツ)の場合は、後者の「個人事業主の関係」で、Uber Eatsから仕事を受けることになります。
つまりは、一般的なアルバイトやパートタイマーとは異なり、Uber Eats(ウーバーイーツ)で仕事を行う場合、個人事業主として宅配業務を行うため、仕事で得る収入は「給料」ではなく、完全出来高制の「報酬」ということになります。
報酬の仕組み
Uber Eats(ウーバーイーツ)での報酬は完全出来高制なので、1つの宅配対して単価が発生し、宅配した数に応じて週や月の収入が決まります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で得られる報酬は、エリアや季節、時間帯、曜日などさまざまな要素で変動します。
ですので、報酬の仕組みをしっかりと理解しておくことが、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達として稼ぐためのひとつのポイントだと言えるでしょう。
報酬は3つの項目で構成されている
Uber Eats(ウーバーイーツ)での報酬は、「基本報酬」「インセンティブ」「サービス手数料」これら3つの項目で構成されています。
サービス手数料には変動がないとされていますが、「基本報酬」「インセンティブ」に関してはさまざまな要素で変動し、またさらにそこから細かく分類することができます。
基本報酬 | 受け取り料金・受け渡し料金・距離料金、これら3つの要素で構成された報酬のベースとなる項目です。 |
インセンティブ | ブーストやキャンペーンなど、さまざまな要素によって加算される追加報酬です。 |
サービス手数料 | 基本報酬から差し引きされる手数料です。金額は基本報酬の10%とされています。 |
報酬の仕組みをしっかりと理解
上記でもあったように、Uber Eats(ウーバーイーツ)で稼ぐには、報酬の仕組みをしっかりと理解することが重要です。
ここから、上記で紹介した報酬の仕組みをさらに詳しくポイント別に分析していきます。
基本報酬は要素ごとに金額が異なる
上記でもあったように、基本報酬は3つの要素で構成されており、3つの要素を合計した金額が基本報酬となります。
これら3つの要素はそれぞれ金額が異なり、またそこからエリアに応じてさらに金額が異なります。
エリア | 都道府県 | 受け取り料金 | 受け渡し料金 | 距離料金(1km) |
関東 | 東京 | 265円 | 125円 | 60円 |
埼玉 | 265円 | 125円 | 60円 | |
千葉 | 265円 | 125円 | 60円 | |
神奈川 | 250円 | 120円 | 60円 | |
中部 | 愛知 | 215円 | 105円 | 60円 |
近畿 | 大阪 | 215円 | 105円 | 60円 |
京都 | 215円 | 105円 | 60円 | |
兵庫 | 215円 | 105円 | 60円 | |
九州 | 福岡 | 215円 | 105円 | 60円 |
こちらは、2019年12月に公表された、Uber Eats配達パートナーの基本報酬の内訳になります。
例えば東京エリアであれば、1kmの配達を1件行った場合、受け取り料金が265円、受け渡し料金が125円、距離料金が60円となるので、「265円+125円+60円=450円」が1件当たりの報酬単価になります。
これを例えば、1時間で3件行った場合は、時間給計算で1350円ということになります。
基本報酬の要素の内、受け取り料金と受け渡し料金に関しては、エリアによって報酬が異なることが表でわかります。
基本報酬に関しては、これが最も大きな特徴であり、報酬を得る際のポイントとも言えます。
先ほどの東京の単価と1時間当たりの報酬を、例えば大阪と比べた場合、以下のような金額差が生じます。
表は1時間当たりに1kmの配達を3件行った場合の単価と時間給換算の比較になります。
受け取り料金 | 受け渡し料金 | 距離料金 | 単価/1件 | 3件/1時間 | |
東京 | 265円 | 125円 | 60円 | 450円 | 1350円 |
大阪 | 215円 | 105円 | 60円 | 380円 | 1140円 |
このようになり、1件当たりの単価では70円と言う差が生じますが、時間給換算で比べると、210円と言う差が生じます。
この差は、1時間当たりの配達件数や、1日を通した業務時間によってさらに差が生じるため、エリアによる報酬の差は大きいと言えるでしょう。
東京エリアで1ヶ月配達した時の報酬も下記ページで公開しているので、より詳しく収入について知りたい方は下記ページもみてみて下さい。
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)配達 バイトの給料・時給・収入より稼げる?1ヶ月の月収を公開~バイトの給料と比較。女性配達パートナーも・登録方法も~
インセンティブにはさまざまな種類がある
インセンティブとは仕事に対しての成果を報酬に加算するシステムで、Uber Eats(ウーバーイーツ)ではさまざまなインセンティブが採用されていますが、その中でも「ブースト」「特別キャンペーン」これら2つのインセンティブが代表的です。
ブースト | 時間帯や曜日、天候など、さまざまな要素によって変動する数値のことです。
算出された数値は基本報酬に掛け算されて報酬に追加され、例えば基本報酬が550円でブーストが1.1だった場合は、550円×1.1=605円となり、ブーストで55円追加されたことになります。 |
特別キャンペーン | 季節やイベントなどに応じて不定期で実施される追加報酬で、特にこれといった規定がある報酬ではありません。
ですが、「配達を○○回達成すれば□□□円」といったクエスト要素のイベントなどは随時実施されていたりなどします。 エリアによって特色が異なることも、特徴と言えるでしょう。 |
■ブーストの例
■クエスト(特別キャンペーン)の例
上記のクエストはとても太っ腹ですね。このようなクエストが表示されると嬉しいです。(※報酬やキャンペーンは実績や・地域・時間によって異なります。)
手数料を引いた金額が手元に入る報酬
Uber Eats(ウーバーイーツ)で得る報酬は、手数料を引いた金額が最終的に手元に入る金額であり、この手数料が「サービス手数料」と呼ばれる報酬要素のひとつです。
サービス手数料は基本給に対しての10%が金額とされているので、基本報酬が500円だった場合は10%である50円がサービス手数料の金額になります。
Uber Eats(ウーバーイーツ)仙台エリアの特徴
ではここから、ここまで紹介したUber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの仕組みを踏まえて、仙台エリアの特徴や稼ぐポイントなどを分析していきます。
仙台エリアでのサービス概要
仙台エリアでのサービス概要は以下のような内容が公開されています。
|
飲食店数が140店舗から、主要エリアは4区とされていて、他のエリアに比べるとまだまだ少なく思えますが、サービス開始が2020年4月2日と、サービスが開始されてまだ間もないため、この内容にはある意味納得ができます。
仙台エリアは今後も仙台中心部からエリアが拡大されるとされているので、店舗数とユーザーの増加が見込まれるため、それに伴い今後配達パートナーの需要も増加されることが予想できます。
配達パートナーはまずUber.comからweb登録をして、それからパートナーセンターで本登録を行いましょう。
※上記以外からの登録だと、Uber Eats配達パートナーを始めまでに時間がかかる可能性があります。
進め方で悩む人も多いので、下記ページを見ながら進めると、分かりやすいと思います。
>>Uber Eats(ウーバーイーツ)コロナで登録できない人に登録方法を解説。パートナーセンター閉鎖中の配達パートナー登録方法。
仙台エリアで稼ぐポイントは?
以下では、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーとして稼ぐ際のポイントを項目別に分析していきます。
基本は個配業務と同じ
業務内容は基本的に他の宅配サービスと同様の内容と言えます。
ですので、時間当たりの配達件数を稼ぐことが、時間給を上げる大きなポイントと言えます。
時間当たりの配達件数を稼ぐためには、「配達の効率化」が非常に重要と言え、これを意識して業務を行うことで、時間給換算で1000円、1200円、1500円と、高額報酬を目指すことも可能です。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーでは、自転車、原付(125㏄以下)と、配達スタイルを決めることができるので、配達するエリアの立地や人ごみ、交通傾向などをしっかりと理解した上で、それに合ったスタイルで配達することも「配達の効率化」に必要なポイントといえるでしょう。
エリアの境目に注意
仙台エリアは初の東北エリアでもあるため、そこまで気にする必要はありませんが、今後のエリア拡大を見据えた場合、エリアの境目に注意をすることも大事です。
ここまでで紹介した「報酬の仕組み」にもあったように、報酬単価はエリアによって異なります。
例えば東京と神奈川の県境にお住いの場合は、どちらのエリアで配達するかによって単価が異なることもあります。
ですので、配達パートナーとして働く際は、自分が配達するエリアの基本報酬をしっかりと理解することが、やはり必要であると言えるでしょう。
さまざまな要素とスタイルに合せる
自転車や原付など配達方法も重要なスタイルですが、学生さんや主婦、男性や女性など、自分の立場によってもスタイルを合せることがポイントです。
例えばインセンティブで考えた場合、夕方以降は特別手当が付きやすいとし、その場合は夕方時間を作りやすい学生さんが稼ぎやすいと考えることができます。
また、エリアの特徴で考えた場合、例えば企業やお店や多いエリアであれば、忙しいお昼時に時間を作りやすい主婦の方が稼ぎやすいなど、さまざまな要素とスタイルに合せることも稼ぐポイントとしては大きいと言えるでしょう。
まとめ
ここでは、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの仙台エリアを検証してきました。
記事を通して言えることは、「報酬の仕組みをしっかりと理解する」「配達するエリアの特徴を把握する」この2点が配達パートナーとして稼ぐ大きなポイントと言えます。
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーとして働く際は、自分のライフスタイルや目標とする報酬金額、エリアの特徴などをしっかりと踏まえて、自分に合った働き方で効率の良い配達業務を心掛けましょう。
※上記以外からの登録だと、Uber Eats配達パートナーを始めまでに時間がかかる可能性があります。
人気記事:Uber Eats(ウーバーイーツ)配達 バイトの給料・時給・収入より稼げる?1ヶ月の月収を公開~バイトの給料と比較。女性配達パートナーも・登録方法も~
>>【人気記事】Uber Eats(ウーバーイーツ)バイトより稼げるか徹底解説。【決定版】稼げるか・配達の時給や給料・仕組みを解説。