最近読んだ本と教えてくれること

・銃・病原菌・鉄(ジャレド・ダイアモンド)

先住民族と新世界の人たちが戦った、インカ帝国やアステカ帝国との戦いで現在の潮流は生まれた。その戦いの勝因は直接的には銃を持っていたこと、病原菌の免疫を持っていたこと、鉄器の所有や馬の所有に依る。究極的な原因としては食料生産を始めた時期のずれや、タンパク質を提供したり、多種多様な病原菌の免疫を提供してくれる動物の生産数の差分による。その差分は動物たちが繁殖できる環境か否かといった、環境に起因するものが多い。究極的には住んでいる住人の知性や知力の差分ではなく、ただ住んでいる環境の差分によって勝敗が決して、現在の新世界の流れがつくられてきたのである。

 

⇒人が想像している以上に私達人間は環境によって規定されている。よく、「できる人はどこの会社にいっても活躍できる」という人がいるが、歴史的事実からもこれが嘘であることが分かる。なぜなら、ニューギニアに住んでいる人がどれほど素晴らしい知性を持っていても、育てることができない動物は育てることができないからである。

しかし、これを自分が何かをしようとしてできなかった場合の免罪符にしてはならない。何かアクションする⇒そもそも環境が悪かったのかもしれない⇒どのような環境を設計すればできたのだろうか。

といった思考をすべきである。

今の私たちがかつての人たちと違う点は、「自分たちの環境を設計できること」である。なんなら、飛行機にのって海外に移住することも簡単にできるし、インターネットを使って世界中とつながることもできるのだ。そう。「環境の前提」が大きく異なっている。

自分が失敗しないようにする、もしくは失敗したら、「自分がバカだったのかもしれない」と考えるよりも「どのような原因で失敗したのか。」「どのような環境を構築すれば、自分は成功できる/たのだろうか」という問いを数多く自分に投げかけていきたいものである。

 

・歴史とは何か(E.H.カー)

 

歴史とは、現在と過去の不断の対話であり、歴史とは、それを記述する歴史家自身の社会的・経済的背景も関係した上で記述されるものである。歴史とは、偶然的事実の中から歴史家が価値をおき、重要だと解釈した、「歴史的事実」のことである。歴史とは、現在の目的から解釈されるものであり、決して完全な意味での客観的事実というものは存在しない。

 

⇒これを個人に置き換えると、個人が話したり、記述する過去(個人の伝記や個人の過去を話すインタビューなど)は決して客観的な過去の事実ではない。それはその話者が「客観的な」人物か否かといった類の問題ではなく、話者が話者である以上、その話者はその時代の社会的背景を背負って生きている人物である。そのため完全に独立した個人として話すことはなく、その社会の背景、そして話者の未来の目的にそって過去は語られる。

「自分の過去の経験から、自分の適性や、未来を考えるべきである」と言われる事が多いが、これはどうなのだろうか。

そこで思い出される過去というのは、現在の自分が深層心理の部分で「こういう未来を送りたい」と考えている前提に基づいて思い出されている過去なのではないだろうか。それも、就活で周りの人との対話を通して自分がどういう人物かを考えるというものもあるが、これには「自分に対する他者の視点」も介入してくる。「こういったように見られているからこういう過去を語るべきだ」と自分の「過去」の選択を無理やりしていないだろうか。

人間はそれぞれ自分の好きな未来を描くことができ、それに沿った「過去の解釈」というのは、どんなようにでもできるのではないか。

多くの人に影響を与える「歴史的事実」を曲げるのではなく、個人としての自分の人生をもっと明るく、輝かしいものにするために、「自身の過去」をポジティブに解釈していこうと思う。

 

・幸福論

 

【エピクテトスの第2章】

人の気持ちというのは、ものごとそれ自体から生じるものではなく、物事に対して感じる心によって動かされる。

「死」それ自体が恐ろしいものなのではなく、「死」を恐ろしいと考えるから「死」は恐ろしいものになる。

人に侮辱されることによって「怒る」のではなく、「バカにされたと思う」から「怒る」のである。

幸せとは、自分の手に及ばない、コントロールできないことの中にはなく、全て自分でコントロールで切ることの中に存在する。

内的な決心と、外から見た姿は決して同時に進んでいくことはない。それらにズレが生じることは認識した上で、ただ、外面を気にすることなく内的な決意に向かって取り組むべきである。

 

・君たちはどう生きるか(吉野源三郎)

おじさんにコペル君と名付けられた中学生の少年と、コペル君の周りの青年たちの日々の成長を描いた話。

すべてのものには生産関係があり、人は生産関係のなかの1つの車輪として動いている。

ナポレオンは、10年間で冴えない将校から、ヨーロッパを支配する皇帝にまで君臨した。

しかしそのあとの10年間で島流しされて、最後は孤独な死を迎えた。

イギリス軍からみればナポレオンは宿敵でしかないが、ナポレオンが捕虜になり、イギリスで民衆の前に現れた時、民衆はみな思わずお辞儀してしまうくらい、ナポレオンは捕まったあとも尊厳をもっていた。

歴史には偉人が登場するが、偉人の行ったすべ手の行為が素晴らしいということはなく、その人が行ったどの部分が素晴らしく、どの部分は正しくないのかという視点で考えることが必要。

人生を送る上で、後悔をすることは必ずある。しかし後悔をすることは、あとから見ると良いこともある。

後悔したから、そのあとの行動が劇的に改善されることがあるからだ。

自分が間違えてしまったと自覚した時は、素直にその気持を伝えることが大切である。

 

⇒1930年代という今から約100年ほど前に書かれた本でも、これほど今の人が共感できる内容というのは面白い。

人が根本的に抱く倫理観や、どういう生き方が美しいか、どういう人生が幸せなのかについての考え方というのは、世代を超えても最も変わりにくい類に違いない。

 

 

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